第三者割当増資、銀行融資を合わせ、シードラウンドで8000万円の資金調達に成功しました。また初回決算を行い、売上4200万円、黒字化を1期目から達成しました。

この資金調達は、INAMI Space Labが今後、より幅広いユーザーに向けて、高品質な宇宙医療機器の開発・提供し、企業の宇宙進出をサポートすることを後押しします。2022年に創業し、民間人が宇宙に進出する新時代の到来を予見し、人類全体が宇宙に行ける未来を創り上げるための重要な取り組みを進めてきました。

その一環として、INAMI Space Labは、株式会社IHIエアロスペース社とニプロ社との共同開発により、宇宙での利用を想定した点滴装置の試作品を開発しました。この装置は、微小重力環境下でも電源を必要とせずに一定の圧力で輸液を体内に注入することができると見込んでいます。この画期的な開発は、切削工具大手のOSG社のプロトタイプチームリーダー藤井尉仁氏に協力を依頼し、3Dプリンターで積層造形したものです。

INAMI Space Labのミッションは、宇宙飛行士だけでなく高齢者や障がい者、医療が必要な人々も含めた全ての人々が、新たなフロンティアである宇宙を目指すことができるよう、医療技術と製品を提供し、民間で宇宙を目指すことができる時代を創ることです。今回の資金調達はその実現に向けた大きな一歩となります。

弊社CEOの稲波紀明は、「この資金調達により、我々はより強力に宇宙進出を目指す企業をサポートし、宇宙医療の推進に向けて進むことができます。人類が宇宙空間で安全に生活し、健康を維持するためには、新たな医療インフラの構築が不可欠です。これは我々のミッションであり、それを達成するための重要な一歩となるでしょう。」とコメントしています。